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第3回アンケート集計結果

調査の目的

視覚障害者が、日常生活において、どのような方法で文字情報を収集し、どのようなツールでの情報提供を求めているのか、現状の問題点を探るために調査を実施しました。
※この調査は、独立行政法人福祉医療機構の助成金によって実施しております。

調査実施方法

  • アンケート実施期間:平成21年7月~8月15日
  • 依頼方法:メールマガジン、視覚障害者関係のメーリングリストでの周知。当団体では、視覚障害者のITを活用した情報提供を、活動目的としております。そのため、アンケート調査はメールを利用されている方を対象といたしました。
  • 回答方法:メール返信又はサイトでのフォーム入力
  • 有効回答数:105

回答者年代別割合

回答者年代別割合円グラフ

年代 人数
30歳未満 3人
30歳代 17人
40歳代 25人
50歳代 29人
60歳代 22人
70歳代 6人
80歳以上 3人
合計 105人

回答者男女比率

回答者男女比率円グラフ

性別 人数
男性 66人
女性 39人
合計 105人

回答者障がい程度(複数回答可)

回答者障がい程度分布棒グラフ

障がい程度 人数 割合(105人中)
A:両目の視力の和が0.05未満 97人 83.6%
B:両目の視力の和が0.05以上0.3未満 5人 4.3%
C:両目の視力の和が0.3以上だが、見え方に不自由さを感じている 2人 1.7%
D:聴覚障がいがある 5人 4.3%
E:視覚、聴覚意外の障がいがある 7人 6.0%
F:障がいはない 0人 0%

設問の設定について

両眼視力の和が0.05以下を、WHOの定義では全盲としており、障害者手帳の等級では「視力障害」の1級に当たります。障害程度の回答B、Cについては、視力障害のみを考えた場合、2級以下となりますが、視野障害やほかの障害との併合により1級である場合も考えられます。
「視野障害」の場合、障害等級2級であっても、ごく狭い範囲での視力は残っており、すみ字を読むことは問題ない方もおられます。今回の調査では、すみ字情報を得る場合の問題点を提起することが目的であるため、視力の状態に重点をおいた設問といたしました。

厚生労働省が行った平成18年の「身体障害児・者実態調査」では、視覚障害者の6割が65歳以上と推定しています。
アンケート回答者の年齢分布については、同様の結果が見られ、視覚障害者全体の傾向を見る上での参考になるものです。一般的に、視覚障害者のうち身体障害等級1級の人は約3割ですが、今回の調査では、105人中97人が両眼の視力の和が0.05未満と回答しており、低視力ないしは全盲の人が多数を占めていることがわかります。また、今回の調査がメールで行われたことから、回答者はメールが使えるパソコン使用者が多いと推測されます。これらのことから、視力0.05以下でパソコン使用者が回答者の多くを占める調査であったことがわかります。

アンケート結果は、トップと、質問1から質問14(ページ1からページ4)、まとめのページがあります。
以下のリンクからお進み下さい。

第3回アンケートトップ(このページ) ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 まとめ

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