第3回アンケート集計結果 – ページ4
生活の中で困っていることや要望・意見など
質問14.その他生活の中で困っていることなど、要望などはありますか?
回答の中から8項目に分けて紹介します。
14-1.読めなくて困っているもの
- 不在通知の存在を見落とすことがある
- 近所の開店情報、イベント情報がリアルタイムにわからない
- 資格試験のテキストデータ販売があればよい
- 食品の陳列場所や値段
- 福祉機器の値段が高い
- 地上デジタル放送の番組表やその他の文字情報
- 急ぎの郵便物
- 手書きの手紙などを読むこと
- 店の位置情報
- 地元の情報が少ない。最寄のバス停の時刻表や近所の店の情報
- 商品のカタログの点字版がほしい
- 商品説明書、保険の約款、電気機器などの取扱説明書の文字が小さいので読みにくい
- 配達記録郵便や郵パックなどの不在通知
- 書類への書き込みができない
- 手書き文書が読めない
14-2.ホームページに関する意見
- 弱視者にとって、ホームページは画像データが多く見づらい。また、配色が指定されている場所は、条件によっては見えないことがある
- 内容をスクリーンリーダーが読み上げないホームページが多い
- ホームページ上の画像の確認(フラッシュやボタンなど)
- 中国語と日本語どちらにも対応しているスクリーンリーダーが開発されたらうれしい
- ホームページの文字が見にくい
- 検索を行った際に、結果の表示の先頭部分に、サポート会社名やCMなどのタグがはいるため、検索結果なのかCMなのかの判別に時間がかかる
- 画像で表示された文字を入力させる画像認証は、音声でまったく読まない
- ホームページによっては、マウスでしか操作できない部分がある
- ホームページ上で公開している時刻表の読み方が複雑で、スクリーンリーダーで内容がわからない
- 情報入手が困難なので、さまざま情報をホームページに公開してほしい
14-3.パソコン関連
- 全盲でもパソコンでの文書作成時のレイアウトや、写真などの画像の管理ができるソフトがほしい
- マウスでなければできないパソコン操作など、晴眼者の目や手を借りなければならないことについて、急を要するものにもある程度までは対応してもらえるサービスを充実させてほしい
- OCRの性能が良いものがほしい
14-4.郵便物に関する意見
家に届く郵送物などについて、急を要する内容のものがあるときなど、視覚障害者のみの世帯やそれに準じた世帯の者が、持ち込んだらすぐに対面朗読してもらえるようなサービスを考案してほしい。
それが無理なら、読んでほしいものをスキャナーで取り込んだものを画像ファイルとしてメールに添付して送信すれば、なるべく早くテキストメールにして返信してもらえるようなサービスを考案してほしい。折り返し、電話で朗読してくださってもいい。
14-5.家電製品に関する意見
家電製品の扱いが全盲には操作がしにくい物が多い。点字が表示されていても飾りにすぎない物になっている。
14-6.広報のデイジー化に関する意見
広報・市報など周知物は、デイジー化してほしい。
14-7.SPコードの付加に関する意見
SPコードを商品の包装に印刷してほしい。また、携帯電話のように持ち運びが容易で、簡単に使えるリーダーがほしい。
14-8.その他
- 視覚障害者向け製品の価格がすべてに高いので、日常生活用品以外の製品は入手困難である。
- 弱視や準盲の場合、拡大コピーに頼らねばならないことが多く、いくらコンビニの10円コピーであっても、回数が増えるとコピー代がかさむので、この費用を軽減できるようなサービスを考慮してほしい。
- 不動産の契約書で記入場所がわからず、晴眼者の立会いを求められた。契約内容など確認しなくてはならない書類が多く、テキストデータでもらえると良いのにと痛感した。
アンケート結果は、トップと、質問1から質問14(ページ1からページ4)、まとめのページがあります。
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